少し前のブログに、エビデンスに基づく医療情報と記しました。そのパート2です。
よく病院の診察室で、専門医師に自分の見解と病気などについて質問相談などをしています。その中で、自分でインターネットなどで間違った情報を鵜呑みにして、専門医師の治療方針に対して、他ではこのように書いてあったとか、有名な誰それがそ~言っていたとか専門医師と押し問答している光景があります。せっかくエビデンスに基づき専門医師として治療を開始しようとしているのに、患者自身が間違った情報に振り回されていて、その為、専門医師が困ってしまっています。
膨大な研究と、臨床経験と、学会などのセミナーを受けている専門医師の知識を、根拠のないインターネットの情報を鵜呑みにした患者との情報格差がとても問題になっています。
そこで、何故このような情報に惑わされてしまうのか考えてみます。エビデンスという言葉を理解している人ならこのような事は起こりませんが、医療従事者でもエビデンスを知らない人もいます。ここで思うのが、エビデンスという言葉の意味が普及していないのでしょう。
それから、インターネットを正しいと思いこんでいる人がとても多いからなのでしょう。
そこで解決策は、エビデンスに基づく健康情報を社会的に認知してもらい、日常の医療の健康の話をするときに、エビデンスではこうだとか、エビデンスにはないけどなどを必ず付け加える習慣を持ちたいものです。
マスコミなどで時間とともに普及するにはもう少し時間がかかりそうです。
ぜひこの学びの轍レポートのエビデンスに基づく健康情報をお読みください。
ご清聴ありがとうございました。