コーチングとスポーツマンシップ 仁
もう聞き慣れた言葉で「コーチング」です。
この言葉の意味はとても深いです。
また、「スポーツマンシップ」という言葉について考えてみました。
コーチングするには、スポーツマンシップを身に着けたものしか行えないと考えています。
コーチングとは、「人材開発技法の一つで、対話によって相手の自己実現や、目標達成を図る技術であるとされます。相手の話をよく聞き(傾聴)し、感じたことを伝えて承認し、質問することで、自発的な行動を促すとするコミュニケーション技法です。」とウィキペディアに書いてあります。なんとなくわかる気がします。
次にスポーツマンシップについて考えてみます。
スポーツマンシップとは誰でも一度は聞いたことがある言葉です。しかし本当の意味を理解することなく使ってしまう言葉です。ここで、自分が理解しているスポーツマンシップについて述べたいと思います。
自分は小さいころから、サッカーをしているので、サッカーを例に考えてみます。
サッカーは一人では、リフティングくらいしか楽しめません。ゲームを行うには、競技人数の仲間と、対戦相手、審判などが必用です。
また、サッカーの試合を楽しいものにする為には、相手が弱すぎても、極端に強過ぎても楽しいプレーはできません。
また審判が、公平にジャッジしてくれなかったら、面白くありません。このように相手、審判によって試合が良いものにも悪いものにもなるという事です。
またルールを守らなかったら、試合になりません。
そこで、まずルールを守り尊重する事が必用になります。また審判にばれなければいいというズルい考えなど、マナーが必用です。また審判のジャッジに文句を言う事などはマナー違反です。審判が真摯にジャッジすることと同時に、審判に対して尊重することが必用になります。
そして、試合には必ず勝者敗者があります。試合勝ってうれしいと思うときは、相手がとてもいいプレーヤで強かったが、勝つことができた時です。そこに喜びがあります。相手のおかげで自分も頑張れたし、成長できたと思います。
また負けた時は、自分より相手のほうが強かった、うまかった、自分の弱さを教えてくれた。そう思うと相手のおかげで次の目標が出来たことになります。
勝った時負けた時どう思い考えるかが大切です。
対戦相手を尊重することで、自分が成長できるのです。
そして、相手、審判、ルールを尊重できる人になり、負けた時でも他人のせいにして腐った態度をとるのではなく、試合にありがとうの気持ちを抱ける人になれたならば、皆からも尊重される良い仲間になれるのです。このようにお互い尊重でき、良い仲間になることでプレーも成長出来、人間的にも成長できるのです。
これらは、全ての人に強要されるのではなく。自分の強い意志で行動できるという事です。
このような事を重んじる事がスポーツマンシップだと理解しています。
このスポーツマンシップは、スポーツだけではなく、人間社会での必用不可欠なスキルだと考えています。
コーチングを行う環境を考えてみます。コーチングを行うものとコーチングされるものとの信頼関係構築が必用不可欠であり、お互いに尊重し合える環境が必用です。
お互いの意見の違いはあるかもしれません。相手の考えを理解しようとする心、納得はできなくても、相手の立場や考え方は理解できる。そんな関係が必用で、関わる全ての人の共通理解が必用です。
体罰について
このようにスポーツマンシップを理解したならば、体罰はあり得ません。自分の意思で努力しなければ、何も成長しません。
コーチングと子育て
子育てとコーチングは似たようなものだと考えています。
自立させ強要するのではなく、自分の意思で成長しようとするように導く事が同じではないでしょうか。そこには、長い時間をかけたコミュニケーションが必用で、尊敬される存在にならなければいけません。
コーチングができるしかく
幸せになるありがとうの言葉
スポーツに限らずしあわせになるためにも、感謝の言葉、ありがとうがいえる。そして自分が怒った時ほど、ありがとうが言える事が幸せになれるためのキーワードです。
仁の意味
思いやり 自分がされたらいやなことをほかの人にしない
利己的欲求をおさえて礼儀をとりおこなう事です。
己に勝つ。
思いやりの心を自分の意思で貫く。
ご清聴ありがとうございました。
スポーツコミュニケーションとは
スポーツや個人の力を最大限に発揮させ、チームの目標達成の確率を最大限にさせる影響力である。
主体性と自主性の違いは?
指導して、主体的にコーチングすることであり、できないことが前提である。 ティーチングは、教授して自主性でできることが前提である。
また、指示は依存関係でコントロールされている。
体は食べ物でできている。心は聞いた言葉で作られる。未来はしゃべった言葉で作られる。話させるとよい。事実は一つ、真実は人の数だけある。
出来事に意味はない、人が意味付けしている。
考えるとは、どういう事か?
質問に対して考えて答えることである。人間における資産形成は、有形と無形があるが、スポーツにおいて有形資産は体力技術であり、年齢と共になくなる。無形資産はスポーツにおいて得ることができた能力は、年齢と共に熟成される。それがスポーツの価値である。
指導者の役割
競う楽しさ
達成する楽しさ
克服する楽しさ
交遊する楽しさ
援助する楽しさ
思考する楽しさ
見る楽しさ
を知ってもらうことである。
ご清聴ありがとうございました
トレセン
自分は子供の頃
意味もわからないまま県のトレセンからさらに上のトレセンに参加していました。
トレーニングといっても特別たいした事はやっていません。
でも一緒に参加した選手に日本代表に選ばれた選手もいました。
彼らと一緒にプレーしたことは財産なのかもしれません。
しかし、U15でトレセンに選ばれず、その後プロ選手になった知人もいます。
小学生のトレセンって何の意味があるのでしょうか?
少しだけ上手そうな選手を集めてトレーニングして、最終的には将来の日本代表選手を育成する。
その中でワールドカップ代表Aチームに選ばれた選手は、トレセンで将来を期待された選手は何人いるのでしょうか?ご存じですか?
人が人を評価する。とても難しいことではないでしょうか?
サッカーcoaching メッセージ
子供がサッカーをしたいと言ったとき、何処でやらせてあげますか?
良いクラブ、いいコーチを求めます。
サッカーの選手育成に一番大切事は、子供の能力、才能を最大限に伸ばしてあげることです。
決してコーチのスキルを教え込む事ではありません。サッカーの基本原則を理解させる事は必要ですが、考えさせ、気づかせる事が大切です。
自分でアイデアを常に考えさせ、チャレンジさせる事が必須です。
では、どのような言葉を子供たちに、話す事がいいのでしょうか?
- 選手が自分で考えてやろうとしたものの、うまくいかなかった場合、その判断を丁寧に聞き出し、アドバイスし、再トライを促す言葉。 「次は気を付けよう」です。
- 選手が集中できない時、「大丈夫ですか、君たちはこのままでいいのですか?」
- 選手を思考させる言葉 「違う方法を考えてみない?」「そればっかりやってて面白い?」「ほかのやり方はないのかな?」
- 仲間とサッカーを楽しむ喜びを体感させす 「自分だけ楽しければいいの?」
- 楽しいだけでは、うまくなりません、では楽しいだけ以外に何が必要ですか、選手の心を火をつけることば、 「どうすればうまくいく?」
- 選ぶのは君だよ、自分で決めてごらん ベストな選択は誰にも分らない、みんなで作戦を考えようと促しても取り組まない時 「勝ちたくないの?」
- サポートに行ってほしい時 「助けてあげたら」「カバーしてあげたら困っているみたいだよ」
- 周りを見ようと指摘するとき、「状況を見よう、ゴールの位置を見ましたか、攻撃ですか守備ですか、仲間の位置を確認しましたか?」「仲間につないでいこう」
- 練習メニュー等を話したときに理解したかどうか確認したいとき、「わからない所はありますか」 「質問ありますか?」
- 試合などで終わったときに最初にかける言葉 「楽しかった?」
- もう一つ上のレベルに挑戦してもらいたいときの言葉 「それで満足なの?」
- 想定外のプレーで最上級の誉め言葉 「面白いね」
- 何か修正、改善したいときにかける言葉 「このままでいいの?」
- 自分で気づく、成長を促す言葉 「好きなようにやってごらん」
- 実力が上回る相手と試合で思うように攻めれない状況でかける言葉 「慌てないでやってごらん」
- 子供が自分でプレーを選択し、やってみたけど失敗したとき「心配ないよ大丈夫だよ」
池上正先生のお言葉引用
コーチング子育てで是非使ってみたい言葉です。
こんな素敵な声がかけられる選手はとても幸せだと思います。このような言葉をかけているチームクラブは、必ず成長するでしょう。
サッカーのコミュニケーション
小学生7歳の団子サッカー 素晴らしいですよね。究極のコンパクトサッカーです。
この年代は自分でボールをさわりたい意識が強いのです。どんどんドリブルしてボールに慣れる事が大切です。
8歳の3年生になる頃には、協力してプレイし始めます。仲間意識が芽生えます。
2対1や2対2の練習で、コミュニケーションの大切さを理解したらしめたものです。
日本人は、ブラジル人よりコミュニケーションをとる楽しみがあまり上手くありません。 ブラジル人のコミュニケーションを学びたいです。
これが今の日本に足りないものではないでしょうか
ありがとうございます。
スポーツ障害予防
スパイク本当に必要ですか?
ここで、当たり前のように履いていることを考えなければいけません。
スパイクを履く理由は、強くボールを蹴るため、急加速、急停止しやすくする為ですかね。それとも、何も考えず、サッカーだからスパイク
そんな感じかもしれません。
実は、サッカースパイクの弊害は、こどもの骨や筋肉に異常なストレス、負荷を与えているのです。
その為、膝や足首、スポーツ障害の原因の一つになります。
また、スパイクは、ソールが固くボールを強く蹴れるようにする為、足の指や足底の生理的な動きを、出来ないようにしてしまっています。
その為、こどもの足の成長を妨げる原因になるのです。
ハイパフォーマンスは、勝敗を意識する年代、ユース年代からです。小学生には必要ありません。
ヨーロッパのブンデスリーグ下部組織では、スパイク履かないクラブが多いです。
現実との壁
「コンプライアンス」この言葉、最近よく耳にします。わたくしが医療の現場でコンプライアンスと言えば、心臓の心室の硬さを表す言葉であり、処方薬をしっかり飲んでいることをコンプライアンス良好といったように使われます。
最近の「コンプライアンスの意味」は、「法令厳守」という意味で使われています。わたくしが初めて法令厳守という意味で、コンプライアンスという言葉を知ったのは、2009年にマネジメントを学び初めた時に、教授から最初の講義で知りました。
経営やイベントプロデュースで最初に考えるのがリスクマネジメント、そのリスクマネジメントにコンプライアンスが含まれます。コンプライアンスが達成できなければ経営できないという事です。
しかしなぜ、これだけ不祥事が絶えないのか考えてみたいと思います。
企業のホームページには、社会的責任や、ガバナンスの構築、法令厳守など積極的に取り組んでいると書かれています。 企業理念の中にもうたわれています。
今まで信頼されてきた企業が、実際には法令を厳守することができなかったのです。
信頼を裏切ったのです。
実際の現場では、現実的ではない法律やルールが存在し、それが利益追求の妨げになっている事もあるでしょう。
しかしなぜ、法令厳守しなければいけないのかをもう一度考えなければいけません。
それは、製品、サービスをうけっとた顧客に対するリスペクトや思いやりがなく、相手の立場で考えて企業活動を行っていないことです。
このような考えが企業倫理として存在していないからです。企業風土が影響しているのでしょう。
いくら経営のトップが法令厳守を指示し、現場の社員等が、コンプライアンスとアナウンスされても、厳しい利益目標が出され、その利益を達成する為には、ルールを破り反則しても利益目標達成するという現実との壁が生じているのではないでしょうか、しかし現実の壁の向こうの顧客の姿が見えているならば、倫理は守られるのではないでしょうか。
なぜ、コンプライアンスなのか、すべての人が理解する必要があるのではないでしょうか
その為には、ガバナンス構築と同時に倫理を浸透させる学びが必要ではないでしょうか
そこには、ステークホルダへの思いやり、「自分がされて嫌なことは、他人にはしな い」 仁ではないでしょうか。
ここに現実との壁を破る何かになると信じています。
ご清聴ありがとうございました。